生きた証をつらつらと 〜2つのがんを同時に患いました~

直径10cm・転移3か所・ステージIIIの乳がんを切らずにUMSオンコロジークリニックで治療し、子宮頸がんも4度の手術で温存して12年が経っても、まだ息をしている女の生き方

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UMSオンコロジークリニックが話題になっているようなので書いてみる

元・千代の富士関の九重親方膵臓がんで亡くなった。

手術後に再発し、鹿児島のUMSオンコロジークリニックで放射線治療を受けていたという。

news.livedoor.com

また、俳優の渡瀬恒彦さんも、胆嚢がんだったとのこと、同クリニックで治療していたと報道された。

このクリニックでの治療といえば、樹木希林さんがよく登場する。

 

かく言う私も、2008年に乳がんで2ヶ月かけて治療した。

当時の名称は『UASオンコロジーセンター』といった。

 

がんを告知された日にゃ、そりゃシャレでもなんでもなく「がーん」てなもんである。

私の場合、乳がんの3年前に別のがんを患っていたので、もしやまたか…?という覚悟ができていたから、愕然というほどの衝撃はなかった。

しかし、その別のがんの再発と同時だったので、だんだんとじわじわとゆっくり不安が襲ってきて、すべて診察が終わって次の立ち寄り先で、がっくりと膝が折れて地面にへたり込んだのを覚えている。

 

私の乳がんは、直径6cmほどになっていて、転移も3ヶ所あった。

がんにもいろいろと種類があるらしく、私のものは一、二を争う悪性度の高いタイプのものだったそうだ。

最初に告知を受けた病院では、もちろん全摘出を言い渡され、腫瘍が大きいので再建もできないとすら言われてしまった。

 

そこまで言われたら、切らない放射線治療も無理かもしれない…と思いながら受けたセカンドオピニオンで、6週間で終わると言ってもらえた。

明るいがん治療―切らずにピンポイント照射

明るいがん治療―切らずにピンポイント照射

 

紆余曲折あったが、こうして生きている。

 

かいつまんで書いてみたが、がんと宣告されたら、セカンドオピニオンを受けるだけの価値はあると思う。

 

なんだよ、治療が効かなくて亡くなっている人もいるじゃないか、という声もあるだろう。

言っておくが、すべてのがんに有効ではない。

私は、上述の別のがんには、この治療法は使わなかった。

ここらへんについて詳しく書くのは、また違う機会に譲るが、やれ標準治療を受けてほしかっただの、そんな得体の知れない治療法なんて、というよりもいろいろと話を聞いて、試してみればいいではないか(治療をしまくれという意味ではなく,情報を精査するという意味です)。

 

実際、私が治療しているときは、別の病院で治療を受けていたが、この四次元ピンポイント照射を受けるために鹿児島に転院してきたという人がたくさんいた。

自分の命だよ、もっといろいろと選択肢を探ってみたらいいじゃないか。

がんを公表する有名人はたくさんいるけれど、治療法とか見てみると、もっといい方法があるのになぁ、と思わされることがよくある。

明るいがん治療〈2〉身体に優しいピンポイント照射

明るいがん治療〈2〉身体に優しいピンポイント照射

 

今日はさらっと書くにとどめておく。

 

あと、当時はブログも書いていたが、心ないコメントが入り、こちらの心が折れてしまい、削除した。

だが、原本はまだ別の所に格納しているので、もし今回の投稿に反応があれば、修正・加筆して、再投稿してみるつもり。

 

ただねぇ、反応といっても、いま書いたとおり、心ないコメントに対するトラウマがあるので、コメント欄は設けていない。

だから、アクセス数なんかを見ながら、おいおい判断していこう。

 

いずれにせよ、がんと言われたら、やるべきことはたくさんある。

行動もメンタルも、ただでさえ凹んでいるのに、そうも言っていられない過酷な日々が待ち構えている。

だが、それを乗り越えたときには、人生が変わる。

その一助になれるのであれば、私もブログへのトラウマを克服してみたいと思う。

明るいがん治療〈3〉「明るいがん講座」30話

明るいがん治療〈3〉「明るいがん講座」30話