鹿児島に到着、さっそく治療1回目、わくわくと不安が入り混じるスタート〜その2〜
2008年6月4日の日記をもう少し。
前回のお話はここからどうぞ↓
鹿児島に到着、さっそく治療1回目、わくわくと不安が入り混じるスタート - 生きた証をつらつらと
早朝から羽田を出て、お昼頃に鹿児島へ到着。
そのまま提携している病院へ行き、診察を済ませて、ついにUMSオンコロジークリニックへ。
植松先生の診察を終えたところから始まります。
(※このブログでは、名称等を当時のまま表記しています)
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ついに放射線の治療。
旅館の大広間くらいの広さに、無機質な設備が鎮座する。
ロボットアニメに出てくる要塞みたい。
わくわく。
技師さんたちも白衣ではなく、シャツにネクタイ。
治療台に横たわり、言われるがまま腕をバンザイとかさせられる。
何をやらされているか、何が起きているか、さっぱりわからない。
時折、患部にテープを貼られたり、何か点々とした感触があるが、きっとペンか何かで印をつけているんだろう。
わたしを乗せた台は、そのまま真横へスライドして、次の機械へ移動していく。
あぁぁ…
回転ずしって、こんな気持ちなのかな。
天井が真横に動いていくんだもん。
腹にかけられたバスタオルは、すしネタさながら。
白いタオルだから、今日のネタはさしづめイカってところか。
30分ほどで、すしネタはベルトコンベアから下ろされた。
食べられたわけじゃないけど。
CT検査をやって、翌日のPETの説明を受けて、夕方に終了。
夕食後、銭湯に行って、今日の移動の疲れを洗い流す。
鹿児島は温泉パラダイス。銭湯もみんな温泉だもんね。
まだ1日目。
これから忙しくなるんだろか。
テンパったまんま、明日に備えて早く寝ることにする。
あぁ、今日は3時間しか寝てないや。
きっと爆睡だな、こりゃ。
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たしか、第1便のフライトで鹿児島空港へ行き、1時間ほどで鹿児島市の中心地、天文館に到着しました。
提携先の病院での診察を終え、午後から本格的に治療開始したのですが、初日でもあるので、必要な検査も受けなければならなかったんですね。
翌朝もPETの検査を受けるため、早起きしなければならず、とっとと寝ました。
それから、入院しているとはいえ、基本的に外出は自由でした。
なので、市内の観光スポットを巡ったりしていたのですが、やはり鹿児島での楽しみは温泉でした。
鹿児島市内には銭湯がたくさんあります。
銭湯マップみたいなものをもらったんだけど、いまもあるのかな。
それを見て、2か月で全部回ってやる!などと思っていたけれど、結局は一番近場の銭湯ばかり行くようになってしまいましたが。
鹿児島県公衆浴場業生活衛生同業組合 のHPがありました。
鹿児島市内だけでも→ 鹿児島市支部:かごしま銭湯・温泉郷 こんなにあるのか!てなくらいの数です。
全制覇しとけばよかったなぁ。
がんの治療中とはいえ、基本的には元気なので、治療の順番が来る以外は遊んでいました。
都合がつけば、日帰り旅行も楽しむことができました。
この翌月には屋久島に1泊旅行にも行けました。
(いまは行動制限が少し厳しくなったような噂も聞きますが……)
そこまでアクティブに動けないとしても、鹿児島での治療生活は、のんびりお気楽に過ごせる場所がたくさんあります。
おいしいものを探したり、美術館を巡ったり、市内の端から端まで、ゆっくりと治療期間を楽しんでみるのもいいかもしれません。
私はいつの間にか、滞在のついでに治療に行くような感覚になってしまっていました(笑)
いま思えば、温泉よりも食べてばっかりだったな……
ここに出てくるカフェに居座ってたりもしました。
長居してすみませんでした……
ラーメンもたくさんありますね〜。
がん患者とは思えないくらい、体重増えたかな。
滞在中に3kgくらい太ったんじゃなかったかな(汗)
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それくらい、明るく楽しい治療生活なのでした。
治療の侵襲負担が少ないだけでなく、こうした点においてもすばらしいのが、このUMSオンコロジークリニックでの治療をおすすめする理由です。
がんに限らず、病気となると、ただでさえ落ち込みがちになります。
その目を少しでも違う方向に向けることができたのも、たくさんの楽しみを選ぶことが出来たからだと思います。
まだまだ初日。
これから2ヶ月の間で、いろんなことが起きます。
お気楽がん治療日記、もう少しおつきあいください。