生きた証をつらつらと 〜2つのがんを同時に患いました~

直径10cm・転移3か所・ステージIIIの乳がんを切らずにUMSオンコロジークリニックで治療し、子宮頸がんも4度の手術で温存して12年が経っても、まだ息をしている女の生き方

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通信制大学についてもう少し【私の学習計画・勉強方法(2)】

前回の記事はこちらから読めます↓ 

blueguitar.hatenablog.com--------

何年で卒業したいのか,計画というよりも,覚悟を決めるべきだという話を前回に書きました。

とはいえ,入ったら毎日勉強できるのだろうか,どれくらいの時間をかければいいのだろうか,イメージしにくいことでしょう。

   ◇ 卒業までの計画を立てる(←前回
   ◇ 1日に勉強できる時間を確保する
   ◇ 勉強方法

今回は,卒業する覚悟を決めた次の段階について,私が学ぶ大学を例に書いてみます。

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1年間に勉強できる時間をイメージする 

年間行事を確認する

まず,1年のうち,いつ頃,どのような行事があるのかを確認しましょう。

3月頃になると,新年度の準備として学事予定が公表されます。

 

そこで試験やスクーリングの日程や,レポートの締切などが判明します。

どうしても外せない行事や,有給が取れる時期などと照らし合わせましょう。

 

私の大学では,年に4回の試験,夏集中・秋の週末・冬の夜間に行われるスクーリング,オンラインのスクーリングなどがあります。

 

スクーリングは必須ですから,なんとか時間と費用を捻出して参加しなければなりません。

オンラインのスクーリングは,直接登校するスクーリングに代替できる単位数が限られています。

※2020年度は,新型コロナウィルス感染症の拡大防止の観点から,夏のスクーリングは直接キャンパスに登校するのではなく,オンライン授業に切り替わりました。

収束(終息)したら,また直接登校の形式に戻ると思われます。

 

ですから,スクーリングに登校する期間も含めた年間の行動計画を立てる必要があります。

もちろん,スクーリングがない大学は,その限りではありません。

年間に取りたい科目と単位数を決める

その上で,1年間に単位を取りたい科目と取得見込みの単位数を決めましょう。

 

卒論を含めた所要単位数は124単位以上と,法令で定められています。

第七章 卒業の要件等

 (卒業の要件)

第三十二条 卒業の要件は,大学に四年以上在学し,百二十四単位以上を修得することとする。

学校教育法(昭和22年法律第26号)第3条,第8条及び第142条の規定に基づく文部科学省令「大学設置基準」より抜粋

 
なお,卒業論文は8単位です。

普通課程で入学して4年で卒業したいのであれば,卒論以外の単位数116を4で単純に割って29単位。

 

…としたいところですが,3年次の後半になってくると,卒論の準備も必要になってきます。

計画の最後の年次になって,勉強もままならない,卒論と並行するのはしんどい,となるかもしれません。

ですので,少し多めに見積もっておき,卒論に集中する期間を設けておくといいでしょう。

もちろん,学士入学で最初から認定されている単位数があれば,それを除いた単位数で計算することになります。

 

かかる年数や単位数はあまり気にしないわ〜という方は,科目数で考えてもいいでしょう。

年4回の試験ということは,3か月ごとですから,3か月の間で2科目勉強しようかな,というプランもアリですね。

1年をさらに区切って考える

年間ベースでの計画が見通せたら,次は3か月ごとの計画を考えてみましょう。

上にも書いたように,試験から次の試験までのスケジュールは,3か月ごとで区切られます。

 

私の大学では,レポートを提出すると,その科目の試験を受けられる資格が発生します。

レポートと試験,どちらも合格して単位が取得できます。

 

イメージとしては,以下のような流れです。 

   ○選んだ科目の勉強

     ↓

   ○レポート執筆・提出

    ↓

   ○試験まで復習

    ↓

   ○受験

これを3か月間でやる。

これを1年で4回やる。

これを在学中に繰り返す。

そして,卒業へと進んでいきます。

 

遠い道のりのように見えてきますが,これらを淡々粛々と積み重ねるしかないのです。

しかも,レポートが不合格なら再提出,試験が不合格ならまた再受験です。

さらにここに,スクーリングを受ける期間も入ってきますから,その間はレポートによる科目の勉強に時間を割くのが厳しくなってきます。

 

ただ入学するだけではなく,こうした積み重ねを孤独に続けなければいけません。

その覚悟はできていますか?

履修する科目を選んでスケジューリング

卒業することを最終目標に掲げるのであれば,こうしたスケジューリングを最初に考えたほうがいいでしょう。

その上で覚悟を決めたら,ここで初めて学びたい科目を選んで履修計画を組む,という流れがおすすめです。

 

学びたい分野があれば,それを優先させてもいいでしょう。

それにまつわる科目をピックアップし,取得できる単位数を計算します。

 

ただし,私の大学では,次の年次にならないと履修できない科目もあります。

また,科目群といって,科目のグループ分けがしてあり,1回の試験では,そのグループの中から1科目しか受験できない仕組みになっています。

こうした諸々を考慮して,1年間の履修計画を立てます。

 

1年間で30単位取得すると決めた場合を例にすると,

   ○夏と秋の週末のスクーリングで10単位取る

   ○そうすると,テキスト科目は20単位取ることになる

   ○年4回の試験をすべて受けられるとして,1回につき5単位以上

   ○不合格だった場合も想定して,8単位以上取得を目標にする

   ○4単位科目を2つ,または,2単位科目を2つ+4単位科目1つ

といったように考えるのです。

こうすることで,勉強する科目もだんだん絞れてきます。

 

勉強する科目を選んだら,いよいよ勉強開始です。

どのように時間を工面したらいいのか,どんな方法で勉強したらいいのか。

悩みはまだまだつきません。

 

次回に続きます。