「参考にします」と言われると“所詮その程度でしかないのか”と思う
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「参考にします」
「参考になりました」
こう言われると,“所詮,その程度だったのね…”と思うのは私だけでしょうか。
『参考程度』にしかならないものしか発することができないなんて,まだまだ力不足だなと思ってしまいます。
なんだかモヤモヤするので,「参考になりました」について書いてみます。
1. 考えをまとめたり,物事を決める際に,手がかりや助けとすること。また,その材料。
2. 種々の資料などを利用し,考えること。また,その資料。
だそうです。
1の「手がかり」とか「助け」の意味ならば,“ああ,お役に立てたのか”と思うかもしれません。
ですが,2の「利用」となると,なんとなく『ちょい足し』のような含みを感じる気がするのですが,どうなんでしょう。
「もう決めてるんだけど,もしくは,もうわかってるんだけど,ちょっと足しとくわ」みたいな。
それに,品定めというか,なんというか,勝手に評点をつけられているような感覚になります。
考えすぎでしょうか。
相手から「あなたの言ったことは,つけ足し程度にしとくね」と言われているような気になってしまうのです。
自分がそう感じてしまうので,私はできる限り「参考になった」という表現は使わないようにしています。
「お手本にします」
「使わせてもらいます」
「勉強させてもらいました,勉強になります」
「助かります,助かりました」
…といったところでしょうか。
かといって,「目からウロコです」などといってしまうと,取ってつけたようなおべんちゃらに聞こえてしまいそうなので,使いません。
ここまで書いてみて,私が「参考になります」と言われたときのシーンを思い出すと,相手から質問されたときや,アドバイスを求められたときが多かったように感じます。
「訊いといて,それだけ?」と思ってしまっているのかもしれません。
そもそも,訊いた内容そのものに対する反応じゃないですよね。
「よくわかりました」でいいと思うのです。
気にしすぎでしょうか。
それだと味気ないというのであれば,「ありがとうございます, 理解が深まりました」,これくらいまででいいのではないのかなと思います。
細かいですね。
どこかで「揚げ足取りじゃん」と言われているかもしれません。
納得できる語彙力を身に着けたいものです。