生きた証をつらつらと 〜2つのがんを同時に患いました~

直径10cm・転移3か所・ステージIIIの乳がんを切らずにUMSオンコロジークリニックで治療し、子宮頸がんも4度の手術で温存して12年が経っても、まだ息をしている女の生き方

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「参考にします」と言われると“所詮その程度でしかないのか”と思う

前回の記事はこちらから読めます↓

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「参考にします」

「参考になりました」

 

こう言われると,“所詮,その程度だったのね…”と思うのは私だけでしょうか。

『参考程度』にしかならないものしか発することができないなんて,まだまだ力不足だなと思ってしまいます。

 

なんだかモヤモヤするので,「参考になりました」について書いてみます。

「参考になりました」と言われると“所詮その程度でしかないのか”と思う

三省堂大辞林・第三版によりますと「参考」とは,

1. 考えをまとめたり,物事を決める際に,手がかりや助けとすること。また,その材料。

2. 種々の資料などを利用し,考えること。また,その資料。 

だそうです。

 

1の「手がかり」とか「助け」の意味ならば,“ああ,お役に立てたのか”と思うかもしれません。

ですが,2の「利用」となると,なんとなく『ちょい足し』のような含みを感じる気がするのですが,どうなんでしょう。

 

「もう決めてるんだけど,もしくは,もうわかってるんだけど,ちょっと足しとくわ」みたいな。

それに,品定めというか,なんというか,勝手に評点をつけられているような感覚になります。

考えすぎでしょうか。

 

相手から「あなたの言ったことは,つけ足し程度にしとくね」と言われているような気になってしまうのです。

 

自分がそう感じてしまうので,私はできる限り「参考になった」という表現は使わないようにしています。

 

「お手本にします」

「使わせてもらいます」

「勉強させてもらいました,勉強になります」

「助かります,助かりました」

 

…といったところでしょうか。

 

かといって,「目からウロコです」などといってしまうと,取ってつけたようなおべんちゃらに聞こえてしまいそうなので,使いません。

 

ここまで書いてみて,私が「参考になります」と言われたときのシーンを思い出すと,相手から質問されたときや,アドバイスを求められたときが多かったように感じます。

 

「訊いといて,それだけ?」と思ってしまっているのかもしれません。

そもそも,訊いた内容そのものに対する反応じゃないですよね。

 

「よくわかりました」でいいと思うのです。

気にしすぎでしょうか。

 

それだと味気ないというのであれば,「ありがとうございます, 理解が深まりました」,これくらいまででいいのではないのかなと思います。 

 

細かいですね。

どこかで「揚げ足取りじゃん」と言われているかもしれません。

納得できる語彙力を身に着けたいものです。