集中力を持続させるためにやっていること【たった3分】
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どうすれば,集中力を深く,長く持続させられるでしょうか。
私が通信制大学の学生であることは,以前にも何度か触れました。
社会人になると,勉強の時間がなかなか取れません。
短い,しかも,限られた時間の中で本を読んだりレポートを書いたりするには,集中力をグッと上げて,しかもそれを保たなければなりません。
私は,集中するまではダラダラグダグダしてしまうのですが,一旦集中すると,マッハで深く集中を持続させ続けることが得意です。
そこで,私なりの集中力の高め方,持続の方法を書いてみます。
ここでは「勉強法」ではなく,「集中する」ということに特化します。
ほとんどの科目レポートが一発合格
私が学ぶ大学では,教科書や参考文献を読んで勉強し,与えられた課題でレポートを提出します。
直接大学に行って授業を受けるスクーリングもありますが,大多数の科目は,このレポートを提出することが必要となります。
レポートが合格し,さらに試験を受けて,それが合格して初めて,単位取得となります。
これまで私は,20科目以上のレポートを提出してきました。
そのうち,3回以上提出してやっと合格したのが2科目,2回めで合格した科目が5科目,それ以外はすべて1回で合格しました。
わりと順調に合格できているのではないかなと思っています。
(思うところあって,ぼんやりとした書き方しかしていません,申し訳ないです)
科目によっては,なかなか合格できずに放棄してしまうという人もいるようです。
ですが,必修科目になると,合格して単位が取得できなければ卒業できません。
卒業するという目標を決めたからには,何が何でもクリアしなければならない関所です。
そんな状態でも,心折れることなく,集中して勉強しなければなりません。
といっても,大げさなことは何もありません。
ほんの数分だけやる
「ほんの数分だけ,やってみる」
これだけです。
それに向かって動こうとすること自体,カラダが動かないんだよ…
そんなとき,「それは甘えだ」と言う人もいます。
そういう考え方もあるでしょう。
しかしながら,体調や気分によっては,どう奮い立たせようとしても,動けないときは動けない。
「甘えだ」という人は,動けなくなったことのない,優秀な人なのでしょう。
そんな優秀な人には,自分の思うようにならない人の痛みはわかりません。
生まれてからずっと誰にも甘えたことのない素晴らしい人生を歩んでこられたのでしょう。
動けるまで待つ
動けないときは,動けるまで待てばいいのです。
私は子宮頸がんの再発と乳がんが同時に発症する約1年前,休日はずっとふとんの中にいたことが何日もありました。
モラハラを受け続けて,自分が自分じゃなくなったような精神状態が何か月も続いていた毎日でした。
今思えば,うつ病の一歩手前だったのかもしれません。
仕事もズル休みしたりして,24時間ずっとふとんの中という日々が続いていました。
それでも,自力でふとんから出られる瞬間がありました。
トイレに行くときです。
そのときだけは,どうにか立ち上がって動くことができました。
すると,そのついでにキッチンに移動し,何か食べられるものを少しだけ食べることができていたのです。
誰にも頼れず,お金もないけど,幸い,どうにかまだ,生きることを諦めていない自分を確認することができていました。
このときのことはまた別の機会にでも書けたら書いてみます。
動けたついでの3分
話がそれてしまいました。
トイレに行くことで動けるのなら,そのついでに3分だけ,集中したいことをやってみましょう。
読もうと思っていた本を手にとって,目次だけでも眺めるのです。
ここで大事なことは,「3分だけは,これ以外のことを何も考えない」と決めることです。
力む必要もありません。
たった3分です。
よく,こんなときに「好きなゲームは時間を忘れて集中できるはずだ」と例えられます。
それはたしかにそうですが,集中しなければならないシーンというわけではないはずです。
それは「結果として」集中できたのではないでしょうか。
そうではなく,「集中すべきこと・集中したいことに向かい,集中しようとしても集中できない」のだから悩むわけです。
スルッとそれに入れて,それが深く長く持続できたら,本当にいいだろうになぁ,と。
「短い時間に,1つのこと以外は考えないと決める」
これだけでいいのです。
途中でやめると続きが気になる心理
そして,ここで出てくるのが「ツァイガルニク効果」です。
ちょっとだけ着手してやめると,中途半端になってしまいます。
しかし,途中でやめると,完全にやり終えるよりも「これを終わらせよう」とする心理が働きます。
これを利用するのです。
いろんな誘惑があります。
スマホやテレビなどのニュースや記事,これは本当に強い誘惑です。
ですから,ぜひ電源を切っておきましょう。
これくらいの犠牲はあってもいいと思います。
その上で,「3分だけは,これ以外のことを何も考えない」と決めることです。
たった3分です。
集中と集中の間が間延びしないように注意
その3分と3分の間ができるだけ間延びしないように注意しましょう。
せっかく集中できていたのが元の木阿弥です。
私の体感としては,3分やって1分休む,3分やって1分休む,くらいのペースから始めればいいように感じます。
そうしたら,ちょっと疲れたかも…と思えるまで,それを繰り返します。
やっていくうちに,実は5分経っているかもしれません。
3分どころか,1分半しかできなかったという人もいるかもしれません。
それならそれでもOKです。
そのうち2分になっていき,3分になり,と増えていけばいいのです。
冒頭で自分のことを「一旦集中すると,マッハで深く集中を持続させることが得意」と書きました。
しかし,これが120分ずーっと集中を保っていられるかと言ったら,そうではありません。
3分なり,5分なり ,20分なりの細切れの寄せ集めによって,深く長く集中を持続させることができているのです。
世の中には,120分でも300分でも,ずっとずーっと集中できる人もいるのかもしれません。
ですが,残念ながら,私はそんな超人ではありません。
集中とは,他のことに意識を振り回されることなく,目の前のことだけに取り組むこと。
だとすると,「3分だけは他のことを考えない」と“決める”,これでいいのです。
こうした細切れの寄せ集めで十分なのです。
あとは自分のペースができてくるはずです。
こうして私は,通信制大学の勉強を,限られた時間の中で密度濃く集中して続けています。